もう知ってる?DSP広告の基礎


皆さんはDSP広告というのを聞いたことがあるだろうか。

聞いたことはあってもどのような広告なのかよくわかっていない人も多いのではないだろうか。

今日は広告営業の方や企業のWEB担であれば、そろそろ概要ぐらいは知っておかないとまずいであろうDSP広告について改めてその基礎について解説しよう。

 

DSP広告とは何か

DSPはDemand-Side Platformの略で、読んだままの感じになるが、

広告主の広告効果を最大化するためのプラットフォームだ。

DSP広告は一言で言えば【複数のアドネットワーク】【複数のアドエクスチェンジ】に一括で出稿できるシステムのことだ。

ではアドネットワーク/アドエクスチェンジとは何か?

下記から簡単に説明しよう。

ここが理解できないとDSPそのものの理解も厳しくなってくる。

 

アドネットワークとは

アドネットワークとは、

広告媒体サイトを大量に集めてネットワークを組み、そこに広告を配信する方式だ。

リスティング広告の【Google ディスプレイ ネットワーク(GDN)】 【Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)】も「多数の広告媒体サイトに一斉に配信ができる」という特性を見れば有名なアドネットワークの一つと言えるだろう。

広告主は1つの管理画面から1度出稿するだけで様々なホームページに一気に広告を配信することができる。

これがアドネットワークの利点だ。下記図はリスティング広告(ディスプレイ広告)の概念図だが、アドネットワークと仕様かなり近しいので参考にしてほしい。

※GDN、YDNは他アドネットワークより管理画面がしっかりしていたり、ターゲティングの精度も段違いであることから「アドネットワークとGDN、YDNは別のものだ」という見解もあるが、できるだけ有名な広告を参考にして説明したいため、ここではアドネットワークの一種として紹介している。

ディスプレイ広告概念図

 

アドエクスチェンジとは

アドエクスチェンジとは

複数のアドネットワークに表示させることができるシステム

のことだ。

例えば、

YDNの広告が表示されるのはyahooと提携しているサイトだけなので、yahoo管理画面からいじらなければいけないし、GDNはGoogleの管理画面から広告出稿を行わなければならない。

しかし、アドエクスチェンジであれば1つの管理画面から複数のアドネットワークの様々な広告枠に広告を配信することができる。(アドエクスチェンジから直接広告媒体に露出することもある)

費用対効果も図りやすくなり、広告管理もずっと楽になる。

また、リスティングでクリック単価で慣れてきた人には抵抗があるかもしれないが、

アドエクスチェンジでは入札はimp単価に統一されている。

RTB(Real Time Bit)【リアルタイム入札】という機能が常時働き、アドエクスチェンジ内の広告枠が表示(imp)されるたびに入札を行い、その時一番単価を高く入札している広告主の広告を表示させている。

さらに、オーディエンスターゲティングというクッキー情報(個人を特定できない訪問履歴などのパーソナル情報)を元にしたターゲティングが可能で、自社の見込みユーザーへ効率的に広告を露出することができる。

ちなみにGDN、YDNのリマーケ/リターゲはクッキー情報を元に過去に閲覧して来たかどうかを判断しているのでアドネットワークだがオーディエンスターゲティングを使っていると言える。

アドエクスチェンジの概念

アドエクスチェンジの会社といえば

  • Googleの【Double Click Ad Exchange】
  • cciの【OPEN X】
  • SEO会社のフルスピードが運営している【フルスピード・アドエクスチェンジ】

などがある。

DSPはアドネットワーク/アドエクスチェンジに両方に一括で出稿することができるシステムのことで、まさに【広告出稿主のためのプラットフォーム】となっている。

DSP概念図

 

DSPの特徴

広告露出の機会が桁違い

一つのアドネットワークに出すだけでもかなりの母数を集められるが、それらをまとめたようなシステムなので広告露出の機会は桁違いだ。

単純に広告露出量を増やせることも嬉しいことだが、これだけ多くの広告露出機会があればその分多くの種類のユーザーと接触できる。

つまり本当の見込み客と出会う確率も上がるということだ。

 

広告管理の時間節約に効果的

【どんなユーザーに出すか(オーディエンスターゲティング)】【いくらで出すか(imp単価)】を決めたらあとはほとんど自動なのだ。

その中でも調整は色々できるが、GDN、YDNほど細かく設定をする必要はない。

逆に言うとDSPでは個別のアドネットワーク/アドエクスチェンジよりも詳細なチューニングができない。

予算がかなり限られていて、月のCV数も数件しかないような企業の場合にはひょっとしたら単体のアドネットワーク、アドエクスチェンジを使った方がいいかもしれない。

 

DMPとの連携

また、DSPは【人】をターゲティングできることから、DMPとの連携も可能だ。これは非常に大きい。

DMPとはData Management Platformの略で、サーバーに蓄積された様々な情報を管理し、自社にとって最適なアウトプットを分析、解析して出してくれるプラットフォームのことだ。

最近はこの情報を【ビッグデータ】と呼んで非常に注目されている。

DMPについては別の機会に詳しく触れるが、DMPには【オープンDMP】【プライベートDMP】の2つがある。

特に後者の【プライベートDMP】は非常に注目されており、

自社しか知ることのできない情報(販売履歴や購入点数など)を元にどんなユーザーへ広告を露出するか決定してくれるのだ。

これにより、通常のオーディエンスターゲティングとは比にならないほど精度の高いターゲティングが可能だ。

 

国内のDSP業者一覧

(順不同)

  1. BLADE/株式会社マイクロアド
  2. FreakOut/株式会社フリークアウト
  3. MarketOne/株式会社プラットフォーム・ワン
  4. Bypass/ユナイテッド株式会社
  5. logicad/ソネット・メディア・ネットワークス株式会社
  6. 楽天DSP/楽天株式会社
  7. Sphere/マーベリック株式会社
  8. GREE Ads DSP/GREE
  9. XrostDSP/Platform ID
  10. デクワス.DSP/京セラコミュニケーションシステム株式会社
  11. Web CUBE DSP/株式会社GeeeN
  12. GRASPER/株式会社スパイスボックス
  13. ADreco/株式会社ALBERT
  14. ADInte/株式会社ウィリルモバイル
  15. cypher/株式会社デジタイズ
  16. ADmeme/株式会社KPIソリューションズ
  17. FOX DSP/FOX インターナショナル・チャンネルズ株式会社
  18. ADMA DSP/株式会社アドウェイズ
  19. transcosmos DSP/トランスコスモス株式会社
  20. ACCESS TRADE DSP/株式会社インタースペース
  21. appgear/株式会社スペイシーズ
  22. DoubleClick Bid Manager/Google Inc.
  23. GMO DSP/GMOインターネット株式会社
  24. logly/ログリー株式会社
  25. ScaleOut Ad Platform/株式会社スケールアウト
  26. Profile Passport DMP&DSP/株式会社ブログウォッチャー
  27. Smalgo/株式会社サイバーエージェント
  28. GameLogic/株式会社サイバーエージェント

それぞれのDSPの特性について下記サイトがとても詳しく紹介しているので是非参考にしてほしい。

DSP機能比較表 | WEB広告ナビ[外部サイト]

 

以上がDSPについての概要だ。

各社毎に同じDSPと言っても内容が違っているので検討する時はできるだけ多くのDSPと比較することをおすすめする。

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