GAでクリックがわかる!イベントトラッキング


GoogleAnalyticsはトラッキングコードをホームページの全ページに入れ、

トラッキングコードが入っているページからトラッキングコードが入っているページへの遷移を追うことができる。

ページAにいたユーザーが次にどのページに飛んだかを知ることができるし、ページAとページBへの遷移の時間の差分から滞在時間を知ることもできる。

※【遷移(せんい)】…うつりかわりのこと。本記事ではWEB上での遷移の話をしているので「今いるページから別のページへ移動すること」を指す。

しかしデフォルトではボタンのクリック数はわからない。

例えばページAにボタンが2つあり、どちらもページBに行くためのボタンであった場合、デフォルトのGoogleAnalyticsではどちらのボタンが押されたのか知ることができない。

イベントトラッキング 遷移

ページBが重要なページである場合、ページAのどっちのボタンから流入が多いのかは是非知っておきたいところだ。

同様にクリックした先が別のサイトの場合も【トラッキングコードが入っているページ】しかカウントはできないので、図ることができない。

イベントトラッキング外部サイト

これができないと自分のホームページに貼った広告のクリック数もわからない。

しかしGoogleAnalyticsの【イベントトラッキング】を使えばこの問題を解決することができる。

イベントトラッキングを行うには少しhtmlに記述をする必要がある。

今日はイベントに関する基本的な概念と導入方法について説明しよう。

 

イベントトラッキングとは

イベントトラッキングの【イベント】とは、ページ遷移した時のページ情報の読み込みとは関係なく発生したユーザーのアクションを意味する。

代表的なのは【クリック】だ。

イベントには下記の三つの要素が存在する。(※厳密にはもっとあるがここでは基本的なものだけ説明する。)

  1. イベントカテゴリ
  2. イベントアクション
  3. イベントラベル

これら三つの要素は全て自分で任意に名前をつけることができる。測りたいボタンに3つの名前をつけている訳だ。

例えば【ボタンA】に対して、

  • イベントカテゴリ:pageA
  • イベントアクション:Global-btn
  • イベントラベル:head

上記のように設定できる。

この設定を行うと【ボタンA】がクリックされた時にGoogleAnalyticsの【イベント】で名前を参照できるようになる。

そしてこの三つの要素はどれが上ということもなく、それぞれがフラットに存在している。

イベントカテゴリ、アクション、ラベル

名前が三つあることにより、どこのボタンがクリックされたのかを細かく参照することができる。

例えばグローバルナビに名前をつけるとすると、

【ボタンの飛び先がどこか】であるかは当然に知りたいが、

【グローバルナビであること】についても明記しておきたい。

そうすれば後からグローバルナビ全体は何クリックあったのかということをまとめて見ることができるし、個別にはいくつクリックが出ていたのかも見ることができる。

さらにグローバルナビがヘッダー、フッターの2箇所にある場合がある。

その場合には【ヘッダー、フッターのどちらのボタンであったか】についても明確にすることができる。

これが名前が3つ付けられるメリットだ。

しかし、ボタン1つずつに個別のボタン名をつけるのが大変だと感じる人もいるだろう。

実は少し手を加えればより便利にイベントトラッキングを設定することができる。

下記から説明しよう。

 

イベントトラッキングの導入方法

イベントトラッキングを導入するためにはhtmlが多少なりとも触れることが前提条件となる。
※ここではUGA(ユニバーサルアナリティクス)を前提に説明する。

下記のようにaタグに属性を追加する。緑文字の部分が左から順にイベントカテゴリ、イベントアクション、イベントラベルを意味する。

<a href="#" onclick="ga('send', 'event', 'category', 'action', 'label');">TEXT</a>

より詳しい設定を知りたければ下記公式ページから情報を確認してほしい。

イベント トラッキング – ウェブ トラッキング(analytics.js) – Google アナリティクス — Google Developers[外部]

UGAのタグが入っているページでaタグに上記の設定を行えばクリックが取れるようになる。

htmlが少しでもわかる人間であればそこまで大変な苦労ではないはずだ。

しかし悩ましいのは【イベント名】だ。解析しやすい効率的なラベリングが必要だ。

筆者は様々な名前をつけては変更を繰り返してGoogleAnalyticsの中がグチャグチャになってしまい非常にストレスを抱えたことがある。

そんな筆者が辿りついたおすすめのイベント名の付け方を紹介しよう。

 

おすすめのイベント名

考え方は色々あると思うが筆者の場合は手っ取り早く見たかったイベントの指標は

  1. 【どこへ飛んだのか】
  2. 【どこのページからクリックされたのか】
  3. 【どこの位置からクリックされたのか】

だった。

3に関してはページ内のどこに配置されていたのかを意味するので、こればかりは自分で1つずつ名前をつけるしかなかったが、1,2はどうにかならないかと考えていた。

そうしたところ、いちいち都度名前をつけなくても済む方法を見つけた。下記がその記述方法だ。

<a href="#" onclick="ga('send', 'event', this.href, location.href, 'label');">TEXT</a>

イベントカテゴリとイベントアクションについていたシングルクォーテーション【’】が無くなったのがわかるだろう。

javascriptに多少詳しい人であれば意味がわかるかもしれない。

そうではない(筆者のような)人のために解説する。

【this.href】【自身のaタグのhrefに記載されている値】を取得してきてくれる。つまり【飛び先】だ。

例えば下記のようなトラッキングコードがあれば、

<a href="abc.com" onclick="ga('send', 'event', this.href, location.href, 'label');">TEXT</a>

 イベントカテゴリに【abc.com】と記載しなくても、GoogleAnalyticsの画面から【イベントカテゴリ】を参照すると【abc.com】がしっかりカウントされているのだ。

同様に、【location.href】【自身のaタグが存在するページのURL】を取得してくれる。

これでどこから飛んだのかがわかる。

例えば上記のabc.comへ飛ぶリンクを

【ページA】【ページB】で一回ずつクリックしたとすると、GoogleAnalyticsの【イベントアクション】では【ページA】【ページB】のURLが表示され、1ずつカウントされている。

イベントカテゴリはこの時【abc.com】で2カウントされているはずだ。

この設定のおかげで1つずつ名前をつける煩わしさもかなり軽減されるが、それよりも劇的に改善されるのがヒューマンエラーだ。

任意につけられる以上、大文字・小文字、綴り間違いなど非常に多くの間違いが起きる。

一文字でも間違えれば同じ値として見られないから解析も非常に煩雑になってくる。

上記のやり方をそのまま使わなくても良いと思うが、もしトラッキングしたいボタンが大量にある場合には値が自動生成される手段を考えることをおすすめする。

 

イベントの見方

最後にGoogleAnalyticsでのイベントの見方を説明しておこう。

【イベント】はGoogleAnalyticsの【行動】⇒【イベント】⇒【上位のイベント】から見るのが一番わかりやすいと思う。

イベントトラッキング見方

【上位のイベント】を開くとまず【イベントカテゴリ】が一覧される。

筆者は上記で紹介した通り、【イベントカテゴリ】には【this.href】を使用しているので、hrefの中身がイベントカテゴリには一覧されている。

 

 

イベントカテゴリ一覧

 

【イベントアクション】、【イベントラベル】も表の上部から選ぶことができる。見たい値から順に見ることが可能だ。

カテゴリ、アクション、ラベル

ちなみに最初に一覧されている【イベントカテゴリ(飛び先)】をの中でどれか特定の一つをクリックすると、その【イベントカテゴリ】の【イベントアクション(飛び元)】が一覧される。

その中で特定の【イベントアクション(飛び元)】をクリックすると【イベントラベル(位置)】を見ることができる。

前述したようにこの3つのイベントはフラットな関係なので、

【イベントカテゴリ】⇒【イベントアクション】⇒【イベントラベル】

の順で見ても問題ないし、

 

【イベントラベル】⇒【イベントカテゴリ】⇒【イベントアクション】

の順番に深掘ることもできる。

また、当然だが【イベント】は【参照元/メディア】や【デバイス】のような通常の指標とセカンダリディメンションで並べたりすることもできるので、

【参照元/メディア:●●】から来て【ランディングページ:●●】に着地した人は、広告クリック率が高い。

という仮説を立てたりすることもできる。

特にページ遷移の極端になくなるランディングページや、外部へ飛ばすことの多いアフィリエイトサイトなどではこのトラッキングは非常に有効だ。

是非使ってみてほしい。

 

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